沢火革(たくかかく) 兌上離下
革:己日(きじつ)にして乃(すなわ)ち孚(まこと)とす。元亨利貞。悔(くい)亡(ほろ)ぶ。
《彖》に曰く:革は,水火(すいか)相息(あいい)き,二女(にじょ)同居(どうきょ)して,その志(こころざし)相得(あいえ)ざるは,革と曰(い)う。己日(きじつ)にして乃ち孚とすとは;革(あらた)めてこれを信(しん)ずるなり。文明(ぶんめい)にして以て説(よろこ)び,大いに亨りて以て正(ただ)し。革めて当(あた)れば,その悔乃ち亡ぶ。天地革まりて四時(しいじ)成(な)り,湯武(とうぶ)命(めい)を革(あらた)め,天に順(したが)い人に応(おう)ず,革の時義(じぎ)大いなるかな。
《象》に曰く:沢(さわ)の中(なか)に火(ひ)あるは,革なり。君子以て暦(こよみ)を治(おさ)め時(とき)を明(あき)らかにす。
初九:巩(かた)くするに黄牛(こうぎゅう)の革(かわ)を用(もち)う。 《象》に曰く:巩くするに黄牛を用うとは,以て為(な)すあるべからざるなり。
六二:己日(きじつ)にして乃ちこれを革む,征(ゆ)けば吉,咎(とが)なし。 《象》に曰く:己日これ革むとは,行(ゆ)きて嘉(よ)きあるなり。
九三:征けば凶,貞(ただ)しければ厲(あやう)し。革言(かくげん)三(み)たび就(な)れば,孚あり。 《象》に曰く:革言三たび就るとは,又(また)何(いず)くにか之(ゆ)かん矣。
九四:悔亡ぶ,孚あり,命(めい)を改(あらた)む,吉。 《象》に曰く:命を改むる吉は,志(こころざし)を信ずるなり。
九五:大人(たいじん)虎変(こへん)す,未(いま)だ占(うらな)わずして孚あり。 《象》に曰く:大人虎変すとは,その文(ぶん)炳(へい)たるなり。
上六:君子豹変(ひょうへん)す,小人(しょうじん)面(おもて)を革む,征けば凶,居貞(きょてい)なれば吉。 《象》に曰く:君子豹変すとは,その文(ぶん)蔚(い)たるなり。小人面を革むとは,順(じゅん)にして以て君(きみ)に従(したが)うなり。 © 2026 I-Ching Divination. All rights reserved.